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(こ)こちらハヤブサ探偵団 

作:浜野卓也
単:大日本図書(1998)(シリーズ全5巻)

小学生三人組の探偵団が、大人も首をひねる事件の謎を次々と解決していく児童向け推理小説。三人はそれぞれ特技を持っており、紅一点の大空魔子が催眠術の名人という設定になってます。犯人や事件の関係者に催眠をかけて情報を聞き出すというのが物語の中での彼女の役割。
児童向け小説としては、誘導シーンがわりと細かく書かれています。目を緑色に妖しく光らせ指をゆらゆらと揺らしながら相手を催眠状態に誘導するシーンはなかなか魅力的です。
(紹介&文:kurukuru)
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「おじさん、子どものころ、ヨーヨーやった?」
と、笑顔をむけて、ヨーヨーを、たくみにあやつり、もうひとつの手を、おじさんの顔の前で、指をぴらぴらさせた。
「おじさん、おくさんいないの……」
「……」
「まごは……」
「いる。でも、遠くだ」
 魔子の、ヨーヨーと、ぴらぴらする指さきに、おじさんの目は、すこしずつ、とろんと半分、夢を見ているような顔になっていった。
 魔子のひとみが、蛍光灯の下で、あやしくみどり色に光をおびはじめる。
「おじさん、あなたは、ほんとうはいいひと。悪いやつにあやつられただけ……ほんとうのことを、ここで話すの。こわくない、こわくない。話せば心がらくになる……」
(「こちらハヤブサ探偵団 ソロモンの壺はどこへいった?」より)
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