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(し)忍びの衆 

原:司馬遼太郎
制:大映(1970)

関ヶ原の戦いを前にして、秀吉から柴田勝家の奥方、お市の方を誘拐せよと蜜命を受けた“伊賀の四鬼”の姿を描く忍術アクション映画。
四鬼の一人、妖術使いのくの一・おりん(安田道代=現・大楠道代)の得意技は催眠術。彼女に与えられた使命は、柴田方の将軍佐久間盛政に近づき、盛政を色仕掛けと催眠術でそそのかせ、勝家の居城から兵を引かせることであった。

施術シーンは本編中全部で3箇所。特に最初、村人たちに集団催眠をかけて幻覚を見せる箇所は、暗示による誘導をたっぷりと尺を使って見せてくれます。
いや、個人的にはかなり高得点の誘導シーンです。おりん役の安田さんは撮影前に催眠術の訓練でもやったのでしょうか。非暗示性の強い方ならマジ誘導されそうな雰囲気です。
くノ一の妖術かくあるべし!!
(紹介&文:kurukuru)

sinobi-no-syu01.jpg■「さあさあ皆の衆、雨を降らせましょうぞ、雨を」日照り続きの村に雨を降らせてみせると村人たちに宣言したおりん。手をゆっくりと動かしながら村人たちの注意を一点に集める。
「ほら、あれをごらん。もっと北の方……馬鹿だね。山じゃないよ、山の上、空と雲が見えるかい……こんな形をした……こんな形をした雲が見えるかい……」

sinobi-no-syu02.jpg■空を見ているつもりの村人たちの視線は、いつの間にかゆらゆらと妖しく揺れるおりんの手に。
「ねえ……見えるだろう?だんだんだんだん見えてくる。だんだん雲が見えてくる。こんな風な……こんな形をした雲が見えてくるだろう?」
「こんな風な、こんな風な、ねえ……」
声、仕草共に妖艶な女妖術師の魅力たっぷり。

sinobi-no-syu03.jpg■「だめだめだめだめ、雲から目を離しちゃだめ。雲がだんだん大きくなっていく。真っ黒になってどんどん大きく広がっていく……」村人たちは皆、次第に催眠状態に。

sinobi-no-syu04.jpg■「おおっ雨だ。雨が降ってきた」
村人たちは大雨の幻覚を見て大喜び。

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(あ)悪魔のささやき 

作:菊川近子
単:講談社コミックスフレンド「悪魔のほほえみ」より(1985)

弓岡真朝は真夜中、不思議な声に導かれ窓から飛び降り自殺してしまう。一人娘を亡くして悲しむ両親の元に、ある日、真朝の親友・仲佳織という少女が訪れる。真朝によく似た雰囲気の彼女を両親は暖かく迎え入れるが、実は彼女こそ真朝を死に追いやった犯人だったのだ。弓岡家の財産をねらう彼女は、弓岡家の養女となり催眠術を使って真朝の婚約者や両親を次々に自殺させていく。

冒頭の、真朝が佳織の暗示により飛び降り自殺をするシーン、佳織が自己暗示で眠りに入るシーン、婚約者への誘導、催眠にかかった母親がガス自殺を図るシーンなど、見所も多く楽しめます。
現在では、催眠術による犯罪をこれほどストレートに描いている漫画にはなかなか出会えなくなりました。そういう意味では、個人的にとても気に入った作品です。
(紹介:けいけいさん 文:kurukuru)

akuma-no-sasayaki01.jpg■佳織は、自分の正体に気づいた婚約者を死に追いやるために催眠術を施す。
「私の目を見て」の言葉に始まり、術師の瞳のアップ、相手の呆然となる表情と続くまさに王道のコマ割り。

akuma-no-sasayaki02.jpg■暗示をかけながら、さらに相手の目の前で手を動かす。
背景のおどろおどろしさや、術師の顔に強い陰影をつけることにより、少女漫画には珍しい程に妖しさを醸し出す催眠シーン。

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