スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(と)とうりゃんせ!恋の占い館(ドッキリふたご名探偵シリーズ9) 

作:笹川ひろし
単:ポプラ社文庫<SF・ミステリーシリーズ>(1990)

駅ビルで開かれている「世界の占いの館」に出かけた久美と明のふたごの姉弟。前世占いをやってもらった明は、その日から夜中に奇妙な行動を取り始める。毎夜、何処からともなく聞こえてくるフルートの音楽を聴くと、庭にシャベルで穴を掘り始めるのだ。実は明は、女占い師に催眠術をかけられていて、土に埋められて隠されている盗まれた宝石を掘り出す手伝いをさせられようとしていたのだ。

明が催眠術で操られる様子がしっかりと描かれてて素晴らしいですね。占い師が元マジシャンというのも納得出来る設定です。タイムボカンシリーズ等でアニメ畑では著名な笹川氏ですが、氏の制作した沢山のアニメ作品の中にも私が知らない催眠シーンが存在するのではと期待してしまいます。
(紹介&文:kurukuru)
----------------------------------------------------------------
 その話し方……、話すというより命令のようでもあり、呪文のようでもある。
 その声を聞くと、そのとおりに行動しなければならなくなってしまうような、不思議なひびきがあって、明はそのことばどおりにあやつられたにちがいない。
「そうよ、あなたはモグラ……だから土をほるのはじょうずよ……だからほらなければならないの……もう少し右のほう……。そう、どんどんほるといいわ……。すると、あたたかいあなたのネグラがあるわ。そうよ……そう……どんどんほって……、もう少し右のほうを……」
(本編より引用)
スポンサーサイト

(え)Angel 2 

作:遊人・流星
単:ワニブックス(1995)

美少女探偵・姫乃樹静香が活躍するシリーズ第2弾。静香との合体を目論む幼なじみの高校生・熱海康介は、彼女を二人きりの温泉旅行に連れ出すことに成功。だが、二人は温泉で殺人事件に巻き込まれ、康介は犯人に間違われて逮捕されてしまう。
康介の無実を信じ、事件の真相をさぐる静香の前に現れたのは、謎の女占い師・橘ロマン。彼女は人を極端な性的興奮状態に陥れる催眠術を使い、静香も危うく彼女の餌食に。ただし、彼女は実は性転換した元男性(泣)
(紹介&文:kurukuru)

(ひ)日美子の救急占術 

作:斎藤栄
単:中央公論社 C・NOVELS(1988)

占いの名手であり、刑事の妻である主人公・二階堂日美子が様々な事件を解決していく推理物のシリーズ。日美子は占いの他に催眠術も特技としており、シリーズの中でも時々催眠を使う。沢口靖子主演でテレビドラマ化もされたが、催眠術を使うシーンはなかったようだ。

旧友の寿乃に乞われて訪れた小田原の旧家で、日美子は連続殺人事件に巻き込まれる。物語の中で日美子は、事件の心労で食欲をなくした寿乃の母親に、催眠術をかけ食事をさせる。また眠れない母親に、再度催眠をかけ眠らせる。誘導は、じっと目を見つめて暗示をかけていく方法。
(紹介&文:kurukuru)
----------------------------------------------------------------
 日美子は令子夫人に呼びかけた。
 「おばさま。私、二階堂日美子よ。こちらをご覧になって……」
 すると、令子はその声に従って、じっと日美子を見た。そのチャンスを逃がさずに、日美子は視線をキャッチした。
 これが催眠術をかける第一のプロセスである。視線と視線が結びつくと、このとき、霊交(ラポール)がおこなわれる。
 そこで、間髪を入れずに、
 「さあ、眠りましょうね、ぐっすりと……、おばさまは眠くなりました。ね、眠いでしょう?」
 と、次の言葉を投げかける。
 この言葉によって、大脳への眠りの指令がゆくのである。
 「眠いわ」 と、令子は、もの憂い感じで言った。
 「さあさあ、できるだけ、ぐっすり眠りましょう。だんだんと瞼を閉じてゆきましょう。眠りますよ、眠りますよ……」
 「眠ります、眠ります……」
 と、低い声で、機械的に繰り返していた令子は、そのうちに、かすかな寝息を立てて、文字通り、眠りの世界へ陥ってしまった。
 「凄いわ、あなたの催眠術は……」
 と、寿乃は言った。
(第七章 岡村家の秘密)

(ね)眠り姫は魔法を使う 

作:霧咲遼樹
単:集英社JUMP J BOOKS(1995)

明智秀三(通称ヒデさん)とその親友、九尾描(通称ネコ)のコンビが、時計館高校を舞台に奇怪な事件を解決していくというシリーズの第1作。
ヒデとネコ、月真理亜(通称マリア)とその親友、姉小路鈴(通称アネゴ)は仲良し4人のグループ。ある日、ヒデさんの彼女でもあるマリアが、悪徳教師の秦野に暴行を受ける。それに続く不可思議な事件の数々。実はマリアが、父を死に追いやった男達に、催眠術を使って復讐していたのだった。

謎解き風の展開から終盤、九尾描が突然獣人に変身、大暴れ。またナイフで刺されて瀕死のヒデさんを、マリアが催眠術をかけて命をつなぎ止めるなど、普通のミステリとして読んでいると激怒モノのクライマックスが待っているので注意されたい(^^;)
催眠シーンは、殆どが後催眠暗示による操りシーンで、誘導シーンが少ないのが残念。挿絵は「封神演義」の藤崎竜氏。第3回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作受賞作。
(紹介&文:kurukuru)

(こ)こちらハヤブサ探偵団 

作:浜野卓也
単:大日本図書(1998)(シリーズ全5巻)

小学生三人組の探偵団が、大人も首をひねる事件の謎を次々と解決していく児童向け推理小説。三人はそれぞれ特技を持っており、紅一点の大空魔子が催眠術の名人という設定になってます。犯人や事件の関係者に催眠をかけて情報を聞き出すというのが物語の中での彼女の役割。
児童向け小説としては、誘導シーンがわりと細かく書かれています。目を緑色に妖しく光らせ指をゆらゆらと揺らしながら相手を催眠状態に誘導するシーンはなかなか魅力的です。
(紹介&文:kurukuru)
----------------------------------------------------------------
「おじさん、子どものころ、ヨーヨーやった?」
と、笑顔をむけて、ヨーヨーを、たくみにあやつり、もうひとつの手を、おじさんの顔の前で、指をぴらぴらさせた。
「おじさん、おくさんいないの……」
「……」
「まごは……」
「いる。でも、遠くだ」
 魔子の、ヨーヨーと、ぴらぴらする指さきに、おじさんの目は、すこしずつ、とろんと半分、夢を見ているような顔になっていった。
 魔子のひとみが、蛍光灯の下で、あやしくみどり色に光をおびはじめる。
「おじさん、あなたは、ほんとうはいいひと。悪いやつにあやつられただけ……ほんとうのことを、ここで話すの。こわくない、こわくない。話せば心がらくになる……」
(「こちらハヤブサ探偵団 ソロモンの壺はどこへいった?」より)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。